朗読 谷崎潤一郎『痴人の愛』其の四(終)
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- Опубликовано: 29 ноя 2024
- 初出
『大阪朝日新聞』1924年3月20日号-6月14日号
『女性』1924年11月号-1925年7月号
『痴人の愛』其の四
ケセラセラ(二十一~二十八)
※ナオミのモデルとなったのは、谷崎の当時の妻の妹ですが、同じ人物が岡本かの子『鶴は病みき』にも登場しています。『鶴は病みき』は芥川龍之介との交流を描いた小説です。芥川(作中では麻川氏)のもとに出入りする「郝子カクコ」という女性が、その人です。麻川氏を馬にして興じたりする郝子は、派手で騒々しい女として描かれています。
ちなみに、そのモデルとなった本人が、後年、瀬戸内寂聴氏との対談で「岡本かの子のことが嫌いだった」と語っていました。
岡本かの子『鶴は病みき』
• 朗読 岡本かの子『鶴は病みき』
谷崎潤一郎
1886年(明治19年)7月24日 -
1965年(昭和40年)7月30日
素晴らしい朗読ありがとうございました!
とてもお上手な語り口がこのお話の世界観にピッタリでした👏✨
今後も聞かせていただきます😊
ありがとうございます☺️
本当に素晴らしい朗読ありがとうございます。本が終わってしまうのが残念だった位です。すっかりこのチャンネルのファンになりました。他のも聞いていきますね。これからももっともっと続けていただけたら嬉しいです。
ありがとうございます😊
聞きやすくて物語に入り込めました。有難うございました。
今回聞いてみて、谷崎潤一郎の魅力は実は自然主義文学を徹底している人だからのように感じました。『痴人の愛』のナオミの設定は実は実家の経済力が傾いてからの少年期の谷崎自身をモチーフにしているのではないか。そう考えるとナルシシズムの愛という意味に取れて来る。そしてそれこそが谷崎的な愛の本質なのかなと思いました。実際こういう恋愛を経験した事がある人は案外多いと思うし生涯忘れる事ができない喪失感もこういう恋愛から来ると思います。
ナルシシズムの愛、という言葉にハッとしました。谷崎作品を読んで、どうしても女性を崇拝しているようには思えなくて、性癖とか演技とか、そんな言葉が去来してしまうのは、その言葉に集約されるのかもしれないと感じました。
書かれていることは「嘘(創作)」でも、底流には真実があるからこそ、谷崎潤一郎に惹きつけられてしまうのかなと思います。ありがとうございました。
人情味ある滑稽話ですが、とっても怖い話でびっくりしました。朗読ありがとうございます✨
ありがとうございます☺️
素敵な朗読ありがとうございました。まるで映画を観ているように夢中になって聴きました💖
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
この夏 この朗読でタイムスリップした気になりました。でどの時代の男女も変わらないものだなと感じる作品に出会えました。
最終回ありがとうございます。とても流麗な声の朗読でこの作品を楽しめるのは、本を読んだり映画を見るのとはまた別の楽しみを見つけた感じです。この最終回の後半は主人公の性癖が全開になり、タイトルを回収していくところは圧巻でした。
主人公の性癖が全開…谷崎さんもさぞかし気持ち良かったことでしょう。
それでいいのか?と読んでいて不安になりますが、本人幸せならばそれでよし、でしょうね。
ありがとうございました。
素晴らしい物語だったのだ。実は私は独身主義、この二人の関係は理想とするものだ。ナオミのような綺麗だが、どこかお馬鹿さんで、しかしながら勘の良い、地頭力のある、変人さんが好きですね❤
こんな女が身近にいれば口説きまくっていた🎉でしょうが、実際にはいない。残念😂
訂正:『痴人の愛』は、こんなに素晴らしい物語だったのだ。
思った通りかそれ以上の結末に戦慄しました。いつの世も男は若い女には負けるものです。熱のこもった朗読をありがとうございます。
長編おつきあいくださりありがとうございました😊!
シャボン横丁さんの声色で読まれるナオミのセリフがとてもチャーミングで私まで参ってしまいそうでした。ありがとうございました!
照れますなあ…☺️
ナオミのモデルとなった谷崎氏の義妹さんも、さぞかしチャーミングだったのでしょうね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。いつも楽しませていただいております。心地よい声、素敵な朗読です。
お聞きくださり、ありがとうございます。嬉しいお言葉をありがとうございました。
楽しませて頂きました。とても…。
ありがとうございます。
朗読ご苦労様でした。
次は「鶴は病みき」聞いてみます( ´∀`)
なかなか読めない作品をいつもシャボンさんの朗読で楽しませていただいています。ありがとうございます。本作も、谷崎潤一郎のエロが炸裂しました。勝手にSMの話かと思っていましたが、それもあるけれども、痴女というか淫乱?の妻に翻弄され、多分破滅してしまう男の話でした。妻が、顔も名前も知っている多数の男たちと浮気をして、言葉に出来ないようなあだ名で呼ばれているということが分かった時の夫の衝撃と怒り・悲しみは想像したくもありませんね。恐ろしいし、おぞましいです。それでもヨリを戻してしまうとは!谷崎潤一郎は、女=美=悪を崇拝しており、これのためなら死んでも良いと思っているのでしょうね。
ところで、シャボンさんは、「細雪」を朗読される予定はありますか?卍はシャボンさんのが無いので、やむなく「プロ声優」さんので視聴しました。余計なことだし、難しいと思いますが、シャボンさんの関西弁を聞いてみたい気持ちです。
『細雪』…は、やはり関西ことばがネックで、踏ん切りがつかないのです。
短編ならまだしも、エセ関西弁を長時間、聞かされるのは辛いだろうなと、思うのです。それでも、いつか、読んでみたいとは思っています。
ありがとうございました。
勝手な事を言ってすみませんでした。「細雪」ぐらいは何とか自分の力で読みます。シャボンさんの「源氏物語」を読んだら、谷崎潤一郎は一応卒業かなと思ってます。
いつも楽しませていただいております。武者小路実篤の作品を探しても見つからないのです。武者小路実篤の「友情」をお願いできないでしょうか。
お聞きくださりありがとうございます。
武者小路実篤は、著作権が存続しているため、RUclipsで公開することはできません。ご期待に添えず申し訳ありません。
※著作権は没後70年経過しますとフリーになります。
@@seichan_bungaku
そういう理由だったのですね。教えてくださり有難うございました。これからも、よろしくお願いします。
最終回ありがとうございました。そしてお疲れ様です。とても楽しませてもらいました。谷崎潤一郎の「卍」をお願いできないでしょうか。
お聞きくださりありがとうございます。
「卍」は他の方からリクエストいただいたとき、京言葉には自信がなく…似非京言葉で全編通すのはいかがかと思い、ご辞退申し上げたことがあるのです。
せっかくのリクエストですし、なんとかならないものかとは思いつつ…セリフの一つ二つくらいならごまかせますが、「卍」はどうもそういうわけにはいかないので困りますね。悩ましいところです。身近に京言葉話者でもいたら、特訓してもらうところですが。
そういうわけですので今のわたしには荷が重くて、ですがすっかり諦めてしまうのも悔しくて、いつか読める日がくることを願いつつ研鑽したいと思っています。
言い訳ばかり長々と失礼しました。
@@seichan_bungaku 京言葉はやはり難しいんですね。実際「卍」を読んでいて抑揚でしたりアクセントが曖昧なまま読み進めることが多かったです。
より良い朗読を生み出すために日々努力しているシャボンさんがとても素敵です。
シャボンさんの「卍」を聴ける日を心待ちにしております。
01:43:53
ナオミの湯上り姿を描写するシーンが秀逸です。
・ろうが固まったように透き通ってくる
・その脆弱なうすい皮膚はまだ水蒸気を含みながらも
・水彩画の絵の具のような紫色の影
・ゼラチンの膜を張ったかのごとく光沢を帯び
なんて美しい日本語だろう
谷崎の名言
いったい女の湯上り姿といふものは、それの真の美しさは、風呂から上がったばかりの時よりも、15分なり20分なり多少時間をおいてからのほうがいい
できたら、三島由紀夫の天人五衰お願いできませんか?
三島由紀夫、とても魅力的なのですが、あいにく著作権が存続しているため、こちらでは取り上げておりません。ご了承くださいませ。
わかりました。
1:01:25
三で終わりかと思い中途半端なおわりかただなと思っていました。まだ続きがあったんですね。ちなみに四で終わりですか?
四で終わりです。
朗読者の方が色気がある声❤❤😮
「痴人」とはなおみの方かなと思っていましたが、男だったとは。かつて映画化されましたが、これをどんなふうに描いたか気になります。
そうですね、写真では見たことがありますが、どんな映画になったのでしょうね😅
惚れた女に此処まで出来る人は、そう居ないでしょう。これも男の子甲斐性?そのお陰で、ナオミはどんどん美しくなる‼️
相棒を出して